投稿日時 2018-12-28 01:22:56 投稿者 志茂塚 ゆり このユーザのマイページへ お気に入りユーザ登録 |
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★聖輝のスパイシーホットワイン ワインをこよなく愛する牧師見習い・聖輝が、酒が苦手なアミュウのために作ったホットワイン――というシチュエーションが、いつか訪れるかもしれない(←)。 温めたワインにオレンジの果汁を加え、アニスとシナモンで香り付けした、身も心も温まる飲み物です。 ★御神楽 聖輝 「月下のアトリエ」に登場する、パンとワインを得物とする牧師(見習い)、26歳。 ミカグラ枢機卿の跡取り息子で、正式な聖職を拝する前に妻帯しようと、縁探しの旅に出ていたところ、アミュウたちと出会う。 飄々とした態度でハッタリをかましたり、相手を煙に巻いたりする。謎が多い。 アミュウが施した縁切りのまじないによって失われた記憶を取り戻すため、アミュウの見る不思議な夢を頼りに、彼女に付きまとう。 ★月下のアトリエ~森の魔女と聖霊の申し子~ (https://ncode.syosetu.com/n7906ez/) ~第一章二十八話「再び、聖輝」より~ 聖輝はゆっくりとイノシシに近付き、鎧のような剛毛に覆われた全躯を見下ろす。右前足があらぬ方向を向いている。ぎろりと光る黒目が聖輝を捉えると、獰猛な牙と口腔を晒し、聖輝の足先を食いちぎろうと傷ついた鼻先を前後に揺する。 聖輝は鞄からワイン瓶を取り出すと、その場にしゃがみ込み、コルクスクリューで栓を開けた。そしてその中身を、倒れたイノシシの頭蓋から顎にかけて一文字にぶちまける。聖輝が額、胸、両肩へと指先を触れ、十字を切ると、まき散らされたワインは赤く螺旋状に輝く紐となって、イノシシの頭部を地べたに縛めた。 聖輝は、瓶のコルクを締め直す。そして固定されたけものの頭の上で振りかぶり、一閃――――。 ガラスは、割れなかった。 けものの四肢が一度だけびくりと跳ね、それからはもう動かなくなった。 |
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